グラント・メイキング」カテゴリーアーカイブ

オープン・フィランソロピー・プロジェクトの挑戦

フィランソロピーの世界にも集合的インパクトを志向する動きが強まっています。例えば、米国財団センターの様々なオンライン・プラットフォームは、情報共有とマッピングを通じてフィランソロピー界の協働を促進しようとしています。しかし、情報提供だけではなかなか協働にまで結びつけることは出来ません。さらに一歩踏み込んだ仕掛けが必要です。 続きを読む

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フード・フィランソロピーは新たなトレンドになるか?

インサイド・フィランソロピー誌が、フード・フィランソロピーとクリエイティブな場所づくりを結合した新たな支援手法の拡がりを報じています。記事が取り上げているのは、米国ミシガンに拠点を置くクレスゲ財団の「ローカルフード・イニシアチブ」です。「コミュニティ再生のためのクリエイティブなプラットフォームとして食料を活用する」プロジェクトを支援しようというもの。クレスゲ財団が、事業を公募したところ、全米500以上の団体から応募が殺到し、結局、26団体を選んでそれぞれ75000ドルの支援を開始したとのことです。 続きを読む

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「包括支援型フィランソロピー」を巡る議論が米国で沸騰!

スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー最新号の論考「包括支援型(Pay-What-It-Takes)フィランソロピー」が、米国のフィランソロピー/NPOセクターに熱い議論を巻き起こしています。 続きを読む

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米国格差社会解消に向けた10億ドルのグランド・デザイン

深刻な格差・貧困の問題にあえぐ米国では、低所得者に対する経済機会創出に向けた取り組みが進められています。最近も、CITI財団が都市貧困層に対する経済機会創出プログラムに2000万ドルを投じることを表明しました。こうした中、ブリッジスパン・グループが10億ドルを投じて格差・貧困の問題に取り組もうというビジョンを発表しました。 続きを読む

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海外におけるソーシャル・ファイナンスの最新動向を知る一冊

この情報ボックスの主なテーマの一つは、社会的インパクト投資や社会的インパクト債など、スケールやインパクトを志向するソーシャル・セクター団体をターゲットとしたソーシャル・ファイナンスの最新動向を紹介することです。この情報ボックスを開始したのは、私が2012年にジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所で客員研究員として滞在している際、海外で急速に拡大しつつある新たな手法をぜひ日本の方々に広く知っていただきたいと考えたからです。 続きを読む

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システム志向のグラント・メイキング

現代の戦略的グラント・メイキングにおけるキーワードは、言うまでもなく「インパクト」です。1990年代以降、グローバル・フィランソロピー・セクターは、限られた資源をいかに活用して最大限の「インパクト」を達成するかを追求して、様々な支援手法を開発してきました。社会的インパクト投資や集合的インパクトなども、この過程から生み出されてきたものです。 続きを読む

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フードロスの解消を通じた飢餓の撲滅

持続可能な開発のための2030アジェンダの一つに「飢餓の撲滅」があります。従来、飢餓の問題は、開発途上国や災害・紛争地域に特有の問題だと考えられてきました。しかし、近年の「子供の貧困」や「下流老人」の報道で明らかになってきたように、この問題は確実に先進国にも浸透しつつあります。人が、最低限の生存を確保するために栄養を摂取できるシステムをどう構築するか、これは国際社会の共通課題になりつつあります。 続きを読む

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循環型経済に向けて:エレン・マッカーサー財団の野心的試み

別件で調べ物をしていたら、英国のエレン・マッカーサー財団に出くわしました。面白かったのでご紹介しておきます。 続きを読む

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社会的起業からインパクト起業へ

ロックフェラー財団は、社会的インパクト投資と言う概念を提唱し、社会的インパクト投資の普及に向けた取り組みにおいて、中心的な役割を果たしてきました。そのロックフェラー財団が、新たに、インパクト起業(Impact Enterprise)に対するインパクト推進者(Impact Accelerators)を通じた支援という新たなコンセプトを提唱しています。 続きを読む

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フォード財団がNPOのキャパシティ・ビルディングを強化

フォード財団が、新理事長の下での新たな戦略を打ち出しました。事業の焦点を「社会的不公平の是正」に当てると共に、支援手法をNPOのキャパシティ・ビルディングに重点化させるとのこと。2016年から2020年の5年間で、10億ドルを投じてより強力、持続可能、そして持続性のある組織作りを支援すると言うことです。 続きを読む

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