ドナー・アドバイズド・ファンド」カテゴリーアーカイブ

海外におけるソーシャル・ファイナンスの最新動向を知る一冊

この情報ボックスの主なテーマの一つは、社会的インパクト投資や社会的インパクト債など、スケールやインパクトを志向するソーシャル・セクター団体をターゲットとしたソーシャル・ファイナンスの最新動向を紹介することです。この情報ボックスを開始したのは、私が2012年にジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所で客員研究員として滞在している際、海外で急速に拡大しつつある新たな手法をぜひ日本の方々に広く知っていただきたいと考えたからです。 続きを読む

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米国ドナー・アドバイズド・ファンドの総資産が大幅に増大

米国のナショナル・フィランソロピック・トラストが発表した「ドナー・アドバイズド・ファンド・レポート2013」によると、米国のドナー・アドバイズド・ファンドの総資産は、2012年度に450億ドルになり、2011年度の総資産額380億ドルから大幅に拡大しました。この結果、ドナー・アドバイズド・ファンドによる寄付額は、全米の個人寄附総額の6%に達しています。また、口座数も2011年度から7%増加して20万以上となりました。 続きを読む

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米国のコミュニティ財団の資産が歴史的水準に!

FSGが、米国の276のコミュニティ財団を対象に2012年度の動向を調査した報告書が公表されました。これによれば、全米トップ100のコミュニティ財団の総資産額は500億ドル、受け入れ寄附金額は59億ドル、助成総額は39億ドルで、2006年に比べて、資産が20%増、寄附が25%増、助成額は21%増となっています。 続きを読む

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フィデリティが2013年版寄付白書を発表

米国では、ドナー・アドバイズド・ファンドという形の寄附プラットフォームが発展しています。簡単に説明すれば、ある個人が、寄付口座を開設し、その口座で資金を運用した上で、自分が選んだ非営利団体に寄附できるというシステムです。サービスを運用しているのは、コミュニティ財団が中心でしたが、90年代初頭の法改正により、大手の金融機関が参加できるようになりました。日本でも、特定寄附信託制度という形で類似の制度が動き始めていますが、米国の制度は、基金の運用先や基金の寄付先の指定がより柔軟に出来る点が異なります。 続きを読む

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シリコンバレー・コミュニティ財団:プロフェッショナル・グラントメイキング&社会的投資プラットフォーム

もう一つ、ユニークな例がシリコン・バレーコミュニティ財団。2011年度に、20億ドルの資産を管理し、4億7000万ドルの資金を受け取り、2億3500万ドルのグラントを提供し、グラント総数は25カ国10,477件にのぼります。いくら富豪が集まるシリコンバレーとは言え、この巨額のグランとサイズには圧倒されます。 続きを読む

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コミュニティ財団の資金調達戦略

コミュニティ財団は、どのような形で資金を調達しているのでしょうか。もちろん、その基本は、コミュニティのフィランソロピストからの寄附です。しかし、ドナー・アドバイズド・ファンドや他のツールの重要性を無視することは出来ません。 続きを読む

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成長を続けるドナー・アドバイズド・ファンド

ナショナル・フィランソロピック・トラストが、最新版のドナー・アドバイズド・ファンドの動向調査を発表しました。ドナー・アドバイズド・ファンドというのは、日本の寄附信託に近いものですが、寄付者は資金運用先や寄付先をより柔軟に設定できる制度です。米国では、90年代以降、大手金融機関が参入することにより成長を続けています。 続きを読む

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ドナー・アドバイズド・ファンドとは?

先ほどの記事で、ドナー・アドバイズド・ファンドについて書いたので少しだけ補足します。ドナー・アドバイズド・ファンドというのは、日本の公益信託制度に近いものですが、寄付者の裁量の範囲が非常に大きい点が特徴です。寄付者は、信託財産の運用先と信託財産の運用収入の寄付先を自由に選択できますし、また、そのタイミングも自分で決定できます。信託する財産も、現金のみならず、不動産や有価証券も利用可能です。 続きを読む

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