カテゴリー別アーカイブ: フィランソロピーのフロンティア

チャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ第一弾発表!

この情報ボックスでも何度か取り上げましたが、昨年、フェイスブックの創設者ザッカーバーグ夫妻が、娘さんの誕生を機にチャン・ザッカーバーグ・イニシアチブを立ち上げたというニュースが世界を駆け巡りました。このイニシアチブは、ゲイツ財団のような助成財団ではなく、社会的インパクト投資機関だった点でも、フィランソロピーの転換を告げる画期的な出来事として話題を呼びました。 続きを読む

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Divestmentはフィランソロピーの新たなトレンドになるか?

助成財団は、基本財産の運用収入を活用して助成事業を行います。助成財団は、基本的に公益を目的に助成を行うわけですが、ではその基本財産の運用にまで「公益性」が配慮されていたかというと、必ずしもそうではありません。日本では、国債、公債が運用の中心なのであまり問題になりませんが、海外の財団はより積極的な運用を行っています。その結果、環境保護活動を行っている助成財団が基本財産の運用先として、化石燃料を使ったエネルギー産業に投資するという笑えない問題が生じたりします。 続きを読む

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「フィランソロピーのニューフロンティア」ブログ

先ほどご紹介した「フィランソロピーのニューフロンティア」翻訳・出版にあわせて、この議論のエッセンスを紹介したブログも公開しています。本書で議論されている膨大な論考の中から、本当にポイントだけを紹介しているだけですが、概要はある程度ご理解いただけると思います。本書でどのような議論が展開されているのかを知りたいとお考えの方、一度覗いてみていただければ幸いです。

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海外におけるソーシャル・ファイナンスの最新動向を知る一冊

この情報ボックスの主なテーマの一つは、社会的インパクト投資や社会的インパクト債など、スケールやインパクトを志向するソーシャル・セクター団体をターゲットとしたソーシャル・ファイナンスの最新動向を紹介することです。この情報ボックスを開始したのは、私が2012年にジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所で客員研究員として滞在している際、海外で急速に拡大しつつある新たな手法をぜひ日本の方々に広く知っていただきたいと考えたからです。 続きを読む

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ゲイツ財団と「20世紀型助成財団モデル」の将来

朝日新聞が日本国際交流センター他の協力を得て、ビル・ゲイツ氏を日本に招き、講演会や対話事業などを行いました。これは、今年開始された「寄付月間」とも連動しています。これを機に、日本でも「フィランソロピー」という言葉が定着し、寄付や助成財団の活動がさらに活発化することを期待したいと思います。ビル・ゲイツ氏の一連の発言は、本当に深いメッセージが込められているので、ぜひ記事をお読みいただければと思います。 続きを読む

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ザッカーバーグのフィランソロピー・モデル(続報)

先日お伝えしたフェイスブック創設者ザッカーバーグとその奥さんチャンさんの2人が始めるフィランソロピー活動「チャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ」についての議論がさらに盛り上がっているのでご報告します。 続きを読む

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ザッカーバーグ氏の寄付モデルは新たなスタンダードになるか?

昨日、フェイスブックの創設者ザッカーバーグ氏が、お嬢さんの誕生を機に、フェイスブック所有株の99%を今後、生涯を通じて社会貢献活動に捧げることを表明した、という報道が全世界に配信されました。総額は約5兆円に上ります。この件について、早速、米国のフィランソロピー・セクターでは議論が始まっています。

論点は、ザッカーバーグの関心領域からシリコン・バレー長者の寄付動向まで多岐にわたるのですが、私が面白いと思ったのは、ザッカーバーグの寄付手法を巡る議論です。クロニクル・オブ・フィランソロピー誌は、ザッカーバーグ氏が社会貢献を行うにあたり、従来のように財団を設立するのではなく、LLC(有限責任会社)を通じて行うつもりである点の可否を取り上げています。

クロニクル誌は、ザッカーバーグ氏が助成財団を設立しないことにより、(1)活動の透明性が担保されない、(2)財団に適用される5%支出ルールから外れる、(3)財団であれば当然公開すべき主要役員の給与などが公開されないので私的利益の追求に使われる恐れがある、などの問題点を指摘しています。もちろん、財団設立の場合に適用される免税措置もありません。

他方、LLCを採用する場合のメリットは、(1)資金の使い方の自由度が広がる、(2)特に、社会的投資を行う場合、財団のような様々な制約がない、という点です。

性善説に立てば、ザッカーバーグ氏は、従来の助成金中心の財団モデルの限界を感じているためにLLCを使った社会的投資を中心とする新しいフィランソロピーを開拓しようとしている、ということになり、性悪説に立てば、ザッカーバーグ氏は、助成財団設立に伴う透明性の確保や利益相反などの問題を回避しようとしている、ということになります。

しかし、私は、この問題は、ザッカーバーグ氏の個人的なコミットメントの問題である以上に、21世紀型のフィランソロピーのあり方を巡る問題であるような気がします。それは、20世紀に確立された助成財団という社会貢献ツールを認めるか、あるいは21世紀型モデルとして台頭している社会的投資ツールを認めるか、という立場の違いです。

オミディヤ・ネットワークは、両者を併存させるハイブリッドモデルを提示しました。ザッカーバーグ氏のモデルは、さらにこれを超えて社会的投資のみのモデルを追求しようとしているようです。さて、このモデルが有効性を示し、かつ社会的に受け入れられるかどうか。これからの動向が気になるところです。

https://philanthropy.com/…/Using-For-Profits-to-Fun…/234429…

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パイオニアを超えて:包摂ビジネスのスケールアップ

社会的インパクト投資が目指すのは、言うまでもなく社会的インパクトです。投資である以上、これをマーケットの力を借りて追求することになります。そして、マーケットにおいてインパクトを実現するためにはスケールが必要です。特に、BOP市場のように低所得者層を対象に、彼らが手の届く範囲の価格で良質なサービスを提供するためには、「薄利多売」=「スケールアップ」が欠かせません。 続きを読む

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社会的インパクト投資と評価の関係を考える

ジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所の同僚で、社会的インパクト投資の専門コンサルティング会社をニューヨークで立ち上げたウィリアム・バーカートが、クロニクル・オブ・フィランソロピー誌に「民間インパクト投資が社会変革を行っているかどうかを証明する必要がある」というタイトルの論説を寄稿しました。なかなか説得力があるので、紹介しておきます。 続きを読む

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インパクト投資と財団

近年、急速に関心を高めているインパクト投資ですが、関心が先行していて現実が追いついていないというのが現実です。これを裏付ける調査をCenter for Effective Philanthropyが発表しました。 続きを読む

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