フィランソロピーのフロンティア」カテゴリーアーカイブ

米国マサチューセッツ州が最大規模の成功報酬債を立ち上げ

2014年1月29日、マサチューセッツ州は、総額2700万ドルにのぼる成功報酬債契約を締結したと発表しました。米国では、現在、成功報酬債(PFS: Pay for Success Bonds)という名称で社会的インパクト債の導入が進められていますが、その中でもこれは最大規模のものです。もしこの試みが成功すれば、今後、このような大規模のプログラムが米国各地で立ち上がることが期待されます。 続きを読む

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ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)についてのTEDトーク

熊沢さんのシェアを再シェア。SIBについてのTEDトークです。日本語字幕付。10分程度で基本的な概念を学ぶことが出来ます。 続きを読む

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NFFとジェイムズ・アービン財団がカリフォルニア州成功報酬債券イニシアチブを立ち上げ

成功報酬債券(米国版の社会的インパクト債券)は大々的に喧伝されていますが、カリフォルニア州ではまだ導入されていません。連邦政府の旗振りにもかかわらず、これが普及しないのは、このメカニズムをマネージする専門家が少ないことと、リスクが高いためになかなか民間投資家が参加に踏み切れないためです。ニューヨークのようにブルンバーグ市長が旗を振り、主要財団がバックアップするところでは大手金融機関が参加できますが、これ以外のところではなかなか導入が難しいというのが実情です。 続きを読む

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インパクト投資2.0:次世代インパクト投資の可能性を展望する報告書

パシフィック・コミュニティ・ベンチャーズのインサイト、デューク大学のCASEそしてImpactAssetsの共同プロジェクト「インパクト投資家プロジェクト」が「インパクト投資2.0」という報告書を発表しました。このプロジェクトは、全世界350のインパクト投資ファンドを調査し、その中から精選された12のベスト・プラクティスをケース・スタディとして取り上げながら、次世代インパクト投資の可能性を探ろうというもの。 続きを読む

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米国国務省認定のインパクト&持続可能な投資ミッションが欧州歴訪

CSRワイヤの記事によると、ウォーターシェッド・キャピタル・グループが、初の米国国務省認定のインパクト&持続可能な投資プライベート・エクイティ・トレード・ミッションを欧州に派遣したとのことです。ミッションに参加したのは、米国を拠点とする10のファンド・マネージャー。ミッションは、欧州主要国をめぐって100以上のパートナー団体と会合を持ったようです。対象は、クリーン・エネルギー、エコ商品、BOPビジネス、有機農業、持続可能な林業、ジェンダー、そして金融包摂投資などの諸分野。今回の成功を踏まえ、ウォーターシェッド・キャピタル・グループは再度ミッションを派遣することを検討しているとのこと。 続きを読む

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Shujogがインパクト評価の資格認定コースを立ち上げ

もう一つ、インパクト関係の教育プログラムを紹介します。シンガポール社会的証券取引を推進しているIIXアジアの姉妹団体であるShuojogがインパクト評価の資格認定コースを立ち上げました。3つのモジュールからなり、講義と実践を組み合わせて資格認定をしていくというプログラムです。 続きを読む

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アメリカに浸透しつつある社会的インパクト投資

NYタイムズが、米国の社会的インパクト投資に関する記事を掲載しました。

9月にJPモーガンチェスがゲーツ財団と組んで四大感染症予防のために9400万ドルの投資ファンドを立ち上げ、最近は、ゴールドマンサックスが2.5億ドルの社会的インパクト投資の立ち上げを発表し、さらにモーガンスタンレーが100億ドルのインパクト投資プラットフォームを今後5年間に設立すると表明するなど、今年は立て続けに主流金融機関が社会的インパクト投資へのコミットメントを表明しました。もちろん、背景には、オバマ政権が成功報酬債権という社会的インパクト債権の導入を決定し、ゴールドマンサックスなどが関わってニューヨークでもプロジェクトが立ち上がったことがあります。 続きを読む

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ゴールドマンサックスが社会的インパクト基金を立ち上げ

いよいよメインストリームの金融機関が社会的インパクト投資に乗り出しました。ゴールドマンサックスの発表によると、同基金は、目標規模2億5千万ドル、投資の対象となるのは、コミュニティ・ビルディング、雇用創出と社会的企業、社会的インパクト債権を含む革新的なソーシャル・ファイナンスの3分野だとのことです。もちろん、メインストリームのファンドサイズから見ると大きな基金ではないですが、これを機に、社会的インパクト投資に対する一般の関心が飛躍的に拡大することが期待されます。 続きを読む

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ゲーツ財団、JPモーガン他がグローバル・ヘルス投資基金を設立

JPモーガンのプレスリリースによると、同社はゲーツ財団他とのパートナーシップにより、グローバル・ヘルス投資基金を設立したとのことです。総額9400万ドルにのぼる基金は、グローバル・ヘルス分野に関する医薬品や治療法開発のための投資にあてられるとのこと。詳細は不明ですが、単なる財務収益だけでなく、社会的投資収益を加味したリターン計算がなされるとのことです。また、言うまでもなく、メザニン型の証券を設定することで、リスクの分割を図っています。 続きを読む

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