インパクト投資と財団

近年、急速に関心を高めているインパクト投資ですが、関心が先行していて現実が追いついていないというのが現実です。これを裏付ける調査をCenter for Effective Philanthropyが発表しました。

これによると、米国の主要大型財団の中で、「インパクト投資を実施している」41%、「関心がある」6%と、約半数が関心を持っています。また、社会的責任投資についても、ネガティブ・スクリーニングの導入3%、インパクト投資の導入25%、両方の導入13%で約40%が導入しています。これは、それなりの定着を示していると言えるでしょう。

但し、実際の金額で言うと、インパクト投資への投資額は基本財産総額の2%、助成金総額の0.5%と、ごくわずかしかありません。やはり大型財団の戦略の基本はグラント・メイキングにあるようです。

この数字が今後どう動いていくのかも気になりますが、今回の調査では対象になっていない中小規模の財団で戦略的にインパクト投資に特化している財団がどうなっているのかも興味があります。さらに調査を重ねることで、おそらく、「グラントから投資へ」ではなく、「グラントと投資の最適化戦略」が浮かび上がってくることを期待したいと思います。

http://www.effectivephilanthropy.org/portfolio-items/investing-and-social-impact-practices-of-private-foundations/

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