新たなエクセレントNPO認証システムが米国に登場

米国のStandard for Excellence InstituteがNPO向けの新たな認証システムを立ち上げました。米国の場合、NPOについては、ガイドスターやワイズギビングのようなNPOのレーティングシステムが発達しており、オンライン寄附やドナーアドバイズドファンドで寄附したいと思っている人たちは、まずこのサイトをチェックして、財務状況や事業実施能力、コンプライアンスなどをチェックします。その意味では、NPOの認証システムは既に米国で十分発達していて、新たな認証システムなど必要ないのでは?と思われるかもしれませんが、今回の認証システムは、「倫理と説明責任」に焦点を絞り、しかも専門的な訓練を受けた認証者がチェックすることで、認証の信頼性を高めている点に特色があります。この点は、IRSの公開情報とウェブ情報だけに依存する既存のレーティングシステムと一線を画していると言えるでしょう。

認証のポイントは、エクセレンス・コードとして大きく以下の枠組みに沿ってまとめられていますが、各項目のチェックポイントはかなり細かく設定されていて、なかなか勉強になります。

*ミッション、戦略、評価
*リーダーシップ(理事会、スタッフ、ボランティア)
*法令遵守、倫理
*財政と事業運営
*資金調達
*一般の意識向上と関与、アドボカシー

今までも、この情報ボックスでお伝えしているとおり、NPOセクターが大きくなり、社会的なプレゼンスが高まれば、当然のように社会のNPO活動に対する視点も厳しくなってきます。寄附や支援を行おうとする個人や企業、政府機関は、それだけNPOの信頼性に神経を使うようになります。他方、いちいちNPOの信頼性をチェックすることは普通の個人や企業には手間がかかりすぎます。そういう意味では、この認証システム、結構、大きく拡大するかもしれません。日本でもモデルになる可能性があります。自己評価シートもあるので、ぜひ一度ウェブサイトを覗いてみてください。

http://www.standardsforexcellenceinstitute.org/dnn/Home.aspx

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