FSG「社会的共有価値の測定」報告書

2011年1-2月号のハーバード・ビジネス・レビューの「資本主義をいかに修復するか」という特集号は、ビル・ゲーツの「創造的資本主義」のコンセプトにも呼応しつつ、企業の社会的役割に関する議論に一石を投じました。そこでの中心的な概念が「共有価値(Shared Values)」で、「いかにして、社会的進歩と経済的進歩を企業活動において結合するか」という問題提起がなされました。これは、今後、CSRや企業の社会貢献などを包括する試みになる可能性があり、注目されます。

これに関連し、FSGが、「共有価値の測定(Measuring Shared Values)」という新しい報告書を公表しました。共有価値の評価を「ESG (Environmental, social, and governance) Performance」と「Market Value」を連携させる中でとらえようと言う提案です。まだ十分に精緻化されたものではありませんが、今後の議論のたたき台になることが期待されます。

http://www.fsg.org/Portals/0/Uploads/Documents/PDF/Measuring_Shared_Value.pdf

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