成長を続けるドナー・アドバイズド・ファンド

ナショナル・フィランソロピック・トラストが、最新版のドナー・アドバイズド・ファンドの動向調査を発表しました。ドナー・アドバイズド・ファンドというのは、日本の寄附信託に近いものですが、寄付者は資金運用先や寄付先をより柔軟に設定できる制度です。米国では、90年代以降、大手金融機関が参入することにより成長を続けています。

レポートによると、2010年から2011年の間に、資産ベースで17.5%、寄附ベースで10.6%、助成額ベースで13.6%の増加があったとのこと。同じ期間に、財団が資産価値を1.4%減らしていることを考えると、ドナー・アドバイズド・ファンドの成長ぶりがうかがえると思います。レポートは、近年の傾向として、海外支援の増加も指摘しており、ディアスポラ・フィランソロピーと結びついた更なる発展の可能性がありそうです。レポートは、以下のサイトでご覧いただけます。

http://www.nptrust.org/daf-report/index.html

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