ボストン・カタリスト基金の実験

ノンプロフィット・ファイナンス基金がボストン財団や他のコミュニティ・ファイナンシャル機関と2010年に立ち上げたボストン・カタリスト基金は、NPOの協働を促進するために、コンサルティング・サポートと資金支援を行うというユニークな試みです。

経済が停滞し、NPOへの資金が減っている中、NPOが生き残るためには、複数のNPOによる協働事業を立ち上げてリスクと負担を分散したり、場合によってはM&Aで経営基盤を強化する必要があります。しかし、ただでさえ、リソースの乏しいNPOが、こういう新機軸を立ち上げるのは、それだけで負担になります。そこで、カタリスト基金が、コンサルタントと資金を共に提供しましょうというプログラムです。

2010年からの5年プロジェクトですが、最近、中間報告とケース・スタディが出ました。とりあえず、うまく行っているようです。非営利セクターでは、事業実施も資金提供も、「コラボレーション」がキーワードになりつつあります。彼らの実験は、今後の協働促進のモデルになることが期待されます。

http://nonprofitfinancefund.org/northeast/new-england-catalyst-fund

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