NPO向けダッシュボード作成ガイド

社会的企業化が進むNPOセクターにとって、収支のバランスをチェックしながら、わかりやすい形で達成度をモニターし、これをわかりやすいチャートにして様々なステイクホルダー間で共有するという作業は、非常に重要です。このためのツールとして、データを一覧できるダッシュボードの策定は必須と言っても良いでしょう。

従来、NPOのダッシュボードというと、ベンチャー・フィランソロピーの支援とセットで語られることが多かったのですが、NPO Quarterly誌が、普通のNPO向けのダッシュボード作成ガイドを公開しました。簡潔に、しかも具体例をつけてくれているのでとても参考になります。

記事は、まずダッシュボード策定プロセスについて説明します。戦略を策定し、目標を設定し、これに関連するメトリックスを定義するというのが基本的な作業ですね。さらに、記事は、トップダウンにならないようにスタッフが議論を重ねることの必要性と、シンプルさの重要性を強調します。ダッシュボードは、視覚的わかりやすさがポイントのコミュニケーション・ツールであるということを忘れてはならないと言うことでしょうか。

ダッシュボードに求められる役割は以下の通りです。

■組織内で「成功」の定義を一致させる
■目標達成に向けた進捗状況についての議論を促す
■成功と困難を適切なタイミングで判定することを助ける
■具体的なデータと証拠に基づいて意志決定することの基礎を提供する
■別々の活動間の関係を明確化する。

その上で、記事は、KPI(Key Performance Indicators)の設定の基本的な考え方を説明し、キードライバーをどう設定するかや、ダッシュボードでの表示の仕方について、具体的な事例に則して説明してくれています。ダッシュボードというと、私も結構大変な作業だと思っていましたが、こういう形で提示してもらうと、意外にハードルは低いと言うことが分かりました。

記事は英語ですが、それほど長いものではありませんし、チャートも幾つか準備されていて見やすいです。自分たちの活動にもダッシュボードを導入してみたいと考えておられる方、一度、ご覧になってはいかがでしょうか。

https://nonprofitquarterly.org/…/financial-management-mod…/…#

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