ハドソン研究所が「グローバル・フィランソロピーと資金移転インデックス」2013を発表。

ハドソン研究所は、毎年、ODA、民間投資、フィランソロピー、その他という項目毎に、開発途上国向けの資金移動を独自に分析し、報告書の形で発表しています。現状では、OECDのDAC統計に民間フィランソロピー資金の統計が含まれていないため、この報告書は貴重な情報源になっています。

今回は、初めて、ブラジル、インド、中国、南アフリカの新興経済国による開発途上国向け支援のデータが加わりました。また分析においても、それぞれの国のベスト・プラクティスが加えられています。これらの国も、DAC統計の対象外で、信頼できるデータがないため、貴重なデータになっています。

私自身もまだ報告書をきちんと読めていませんが、OECD加盟国によるODA資金が減少していく中、新興経済国による支援がフィランソロピー資金も含めて存在感を確実に増大させていることだけは確かなようです。このトレンドが、今後、数年間の間にグローバル・フィランソロピーにどのようなインパクトをもたらすのか、注意深く見守っていく必要があります。

報告書は以下のサイトからダウンロードできます。

http://www.hudson.org/files/documents/2013IndexofGlobalPhilanthropyandRemittances.pdf

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