ギビング・サークル:市民によるグラント・メイキング

話が少し大きくなりました。もう少し、普通の人が気軽に参加できて、でも既存のプログラムへの寄付ではなくて、少しインパクトのあることができるようなシステムはないでしょうか。こういう発想から、最近、米国で注目を集めているのが、ギビング・サークル。一人が100ドル寄付してもそのインパクトは限られていますが、200人が集まれば、2万ドルの寄付になります。このサイズなら、より戦略的なグラントメイキングができますよね。

ギビング・サークルは、こういう発想で、普通の人たちが共通の関心の元に集まって寄付資金を募り、しかも参加者全員で支援先を決定していこうというユニークな試みです。2006年の統計ですが、全米に400のギビング・サークルがあり、6500万ドルをコミュニティのニーズにあわせて支援しているとのこと。ここでもまた、サークルの担い手の中心は女性です。女性のネットワークパワーを駆使して、日本でもギビング・サークルが立ち上がると良いですね。詳しい情報を知りたい方は、例えば、以下のサイトをご覧ください。

http://www.givingcircles.org

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