地球温暖化を食い止めるためのスマートな対策の一つは、コミュニティのエネルギー効率を高めることです。新しいテクノロジーを使えば、大幅にエネルギー効率を高めることが出来ます。しかし、頭で分かっていても、そのための資金をどう調達するか、という問題が発生します。個人が負担するには大きいし、政府の財政出動は簡単ではありません。

Green Jobs/Green Homesは、三方得方式のソリューションを提案しています。例えば、古いビルのオーナーが、民間企業と契約して改修工事を行うとします。NY州は、特別のファンドからその資金を民間企業に支払います。改修工事で、例えば、10年間で40％のエネルギー経費が削減されるとします。ビルのオーナーは、工事費に10％の利息を加えて10年間で資金を返済します。この返済金の総額が、エネルギー経費の20％以内に収まるというのが契約の基本条件です。利息は、もちろん、NY州の収入になります。これだと、10年後には、民間企業も、NY州も､ビルオーナーも利益を得、しかも、地球温暖化とグリーン雇用の創出が実現できます。これは良いアイディアですね。

http://www.americanprogress.org/issues/green/report/2009/05/15/6019/green-jobsgreen-homes-ny/

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