2016年6月28日付のフォーチュンの記事が、米国の有名MBAスクールに広がる「社会的インパクト投資」コースの現状と関心の高まりを取り上げています。現在、UCバークレーのハース・スクール、ペンのウォートン、ハーバード・ビジネス・スクール、コロンビア・ビジネス・スクール、デュークのビジネス・スクールなど、世界トップクラスのビジネス・スクールに「社会的インパクト投資」コースが開設され、学生の人気も高いとのことです。ウォートンに至っては、学生主導でファンドが設立され、実際に投資を経験するプログラムまで用意されているとのこと。
こうしたビジネス・スクールには、毎年、多くの日本人が個人や企業派遣などで学んでいます。中には、社会的インパクト投資コースに真剣に取り組む人達もいるでしょう。彼らが帰国し、日本の金融・ビジネス・政策の中核を担うようになったら、確実に日本でも社会的インパクト投資が発展すると思われます。