ペンシルヴァニア大学ウォートン・ビジネス・スクールと言えば、ハーバード大学やスタンフォード大学のビジネス・スクールと並ぶ国際的に有名な名門校です。このウォートンの社会企業プログラム・ディレクターが、「社会企業プレイブック(ステップ1)」の無料配布を開始しました。フル・バージョンはステップ3まであり、今秋に刊行される予定ですが、ステップ1は無料で入手できます。しかも、7月15日までにオンラインでフィードバックを行えば、フル・バージョン版に協力者として名前がクレジットされるというユニークな企画です。
全体の構成を簡単に紹介しておきましょう。3つのステップとは以下のとおりです。
ステップ1 「可能」から「実現可能」へ
マーケット、受益者との関係、起業の現実性、社会政治的関係等の検討
ステップ2 「実現可能」から「多分可能」へ
ビジネスモデルの形成、提供サービス・商品の特定、ビジネス計画策定
ステップ3 「多分可能」から「計画可能」へ
慎重にビジネスを立ち上げ、再調整、必要に応じ撤退、スケールアップ
今回の無料配布分は、このうちのステップ1の部分に関する考え方を整理したもの。どのような視点からマーケットや受益者との関係を分析するのか、分かりやすく説明されています。米国のトップMBAスクールによる社会企業ガイド。彼らがどのような思考をしているかを知るにも良いガイドブックだと思います。以下のサイトから無料で入手できます。
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