パシフィック・コミュニティ・ベンチャーズのインサイト、デューク大学のCASEそしてImpactAssetsの共同プロジェクト「インパクト投資家プロジェクト」が「インパクト投資2.0」という報告書を発表しました。このプロジェクトは、全世界350のインパクト投資ファンドを調査し、その中から精選された12のベスト・プラクティスをケース・スタディとして取り上げながら、次世代インパクト投資の可能性を探ろうというもの。
ケース・スタディは、きちんとそれぞれの団体のファンド・マネージャーにインタビューし、また投資先の団体の活動なども調査した本格的なもので、最近、氾濫しつつあるインターネットの情報だけをまとめた安易な報告書とは一線を画しています。ケース・スタディだけでも読み応えがあります。
その上で、報告書は、インパクト投資が真に発展していくための要因として、以下の4点を挙げています。
■公共政策との共生
■触媒型の資本
■多言語リーダーシップ
■経済的収益とインパクトの双方の最大化を目指す
それぞれ、丁寧なケース・スタディに基づいているだけに説得力があります。一連のデータは、以下のサイトで見ることが出来ます。