ゴールドマンサックスが、「10,000人の女性支援」プロジェクトの一環として、世界銀行とパートナーシップを組み、女性企業家金融支援プログラムを開始しました。対象は、開発途上国の女性がオーナーの中小企業。世銀グループのIFCと組、総額6億ドル規模の資本調達を目指すとのことです。
米国では、女性がオーナーの中小企業に対する金融支援は、主に社会的責任投資の一環として行われてきました。また、開発協力分野では、「開発における女性」というテーマは、重要なターゲットの一つ。今回は、この二つを社会的投資の枠組みで繋ごうというものです。ゴールドマンサックス財団が、3200万ドルのシード資金を提供して他の民間投資の呼び水となり、同時に、1800万ドルのグラントを提供して現地の銀行や女性企業家のキャパシティ・ビルディングを行うという形で、レバレージを実現しようとしています。
社会的投資は、現在、直接投資からこのようなレバレージ型の投資へと移行しつつありますが、今回のイニシアチブはまさにそのモデルだと言えるでしょう。これは要注目です。
http://www.goldmansachs.com/…/news-and-…/10000women-ifc.html