米国ファンドレイジング専門家協会が、2011年度のファンドレイジングにおいて、100ドルの資金調達は、100ドルの資金喪失で相殺されているという悩ましい結果を発表しました。不況による寄付金の減少が最大の問題なのですが、ファンドレイジングに要するコストの増大(外部コンサルタントへの委託や人件費の高騰)なども影響しているようです。この影響は特に、小規模のNPOに顕著で、大手のNPOはしっかりとファンドレイジングを伸ばしています。
日本の状況は米国とは全く異なるので一般化した比較は困難ですが、ファンドレイジングの際に、コスト(単なる経費だけでなく、ファンドレイジングに要するスタッフの勤務時間も含めて)に自覚的になる必要があるということは確かなようです。
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