アフリカで初の社会的インパクト債が開始される

南アフリカのケープタウン大学MBAに在籍しておられる谷口さんから情報を頂きました。同大学のBertha Centre for Social Innovation and Entrepreneurshipが、南アフリカの保健省、社会開発省と共同で、アフリカ初の社会的インパクト債を立ち上げたということです。

プログラムの目標は、妊娠中の女性と5才までの幼児の健康、栄養状態、発育状態の改善。妊娠女性については、約3000名を対象に、出生前ケア、胎児へのHIV感染予防、授乳の強化、低体重出産や発育障害事例の減少などのサービスを提供するとのこと。また、幼児発育については、3000名を対象に、自宅訪問や保育サービスを提供するとのことです。

両者共に、社会的インパクト債の枠組みで民間投資資金を募って事業を実施し、一定の成果が出れば、民間投資家に投資リターンを配分することになります。プログラムの導入を通じて、成果志向型の事業の強化が期待できるとのことです。

このプログラム、概要を見る限り、よく設計されていますし、アフリカにおける母体保護と幼児ケア分野における社会的インパクト債のモデル事業になるだろうなという印象を持ちました。谷口さん、情報をお送り頂きありがとうございました!こういう形で、海外の情報を共有いただけると本当に助かります。

なお、詳しい情報は以下のサイトからご覧いただけます。

http://www.siliconcape.com/…/r25-million-set-aside-for-afri…

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