米国で財団による複数年度にまたがる助成額が減少

National Committee for Responsive Philanthropyは、米国の財団が、NPOのニーズに適切に対応するために調査・政策提言・啓蒙活動を行っている団体です。かれらの基本的なスタンスは、NPOサポートにおいて、(1)運営管理費の支援を増やしてNPOのキャパシティを高めること、(2)複数年度のコミットメントを増やすことで、NPOが中長期的な観点からインパクトをもった取り組みを行えるようにすること、が重要だというもの。私も、グラントメイキング界の人間として、この主張には共感しています。

しかし、彼らの最新のレポートによると、2008年をピークに、米国では、複数年度にまたがる財団の助成は減少しているとのこと。これが、金融危機の影響による一過的なものなのか、新たなトレンドなのか、注視する必要がありそうです。

http://www.ncrp.org/files/publications/PhilanthropicLandscape-StateofMultiYearFunding-Revised.pdf

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。