成功報酬債券:オバマ流社会的インパクト債券戦略

この情報ボックスでもたびたび取り上げてきた社会的インパクト債券。州レベルでは、マサチューセッツ州とニューヨーク州が導入しましたが、ホワイトハウスも、2012年度予算で「成功報酬債券(Paying for Success Bond)」として、上限1億ドルを計上しました。現時点では、労働省が、NPOやコミュニティビジネスを通じた雇用確保のプロジェクトを募集している段階です。

財政赤字が深刻化する中、政府支出を抑えつつ、社会的サービスのレベルを維持し、かつ市民社会を育成していく、という難題は、先進国共通のものですが、成功報酬債券の試みは、この難題を一気に解決しうるかもしれないものとして注目されます。

http://www.whitehouse.gov/omb/factsheet/paying-for-success

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