英国生協が実現する「耐久力のある経済(resilient economy)」

英国生協連合が「英国生協経済2012:緊縮財政のオルターナティブ」を発表しました。英国は、2010年に保守党のキャメロン首相が就任して以来、緊縮財政をすすめています。この結果、経済は深刻な不況に陥っており、最近、ムーディーズが英国国債を格下げしました。

こうした状況の中、報告書は、英国生協活動が、経済不況の中でも耐久力を示しており、金融、小売、製造業など多くの分野で、英国経済の一般指標を上回る指標をマークしていることを分かりやすく提示します。会員数も生協数も近年確実に増加しており、また生協の経済活動規模も拡大し続けています。しかも、再生可能エネルギーや学校教育にも生協は進出しています。

オルターナティブ経済というよりも、むしろ緊縮財政に耐えるために必須の経済システムとして生協の経済活動を打ち出していて興味深いです。視覚的に分かりやすい提示の仕方もとても参考になりました。ご関心のある方は、以下のサイトからダウンロードできます。

http://www.uk.coop/sites/storage/public/downloads/economy_0.pdf

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