グローバル・ギビングと並んで、東日本大震災復興支援に息長く取り組んでいる団体として、Give2Asiaがあります。こちらも、オンライン寄附プラットフォームですが、米国で資金を調達し、これをアジアの支援に使っているという点がユニークです。
Give2Asiaも、震災後、いち早く特別サイトを立ち上げ、支援に取り組みました。この2年間に約800万ドルを集め、日本の様々なNPOのプロジェクトを支援しています。ここでも、やはりターゲットとなるのは社会的弱者。シングル・マザー、孤児、貧困世帯への支援が一つの柱となります。もう一つの柱は、社会企業家支援。次世代社会企業家のサポートや農村・漁村などのコミュニティビジネス支援に取り組んでいます。彼らは2年目を迎えてプロジェクト成果をビデオとレポートで公開しています。是非ご覧下さい。
日本のNPOが、こういう海外の寄附プラットフォームを通じてファンド・レイジングを行うことは、まだまだハードルが高いかもしれません。しかし、日本国内の資金源に依存している限り、現状では限界が多いのも事実です。解決すべき現実を前にして、海外も含めた資金源の多様化に取り組むことは、今後の日本のNPOの発展にとって重要な課題だと思います。
http://give2asia.org/japantsunami-2011
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