Policy Impact Toolkit:「変革(Change)」のためのマニュアル

ソーシャル・イノベーションにおいて、最も効果的であり、かつ最もチャレンジングな目標は、政策に影響を与えることです。途上国の開発問題のみならず、あらゆる社会的課題において、最大の影響力を持つのは政府であり、その政策を変えることが、ソーシャル・イノベーションにつながるからです。

Policy Impact Toolkitは、主に 開発協力分野で、政策に影響を与えるためのマニュアルをウェブサイト上で公開しています。政策に影響を与えるためには、その政策の社会的背景を分析し、リスクを検討し、政策目標を設定し、ステーク・ホルダー分析を行い、「変革の理論」を設定し、ステーク・ホルダーの関与を得るための戦略を設定する必要があります。さらに予算計画を立て、評価とモニタリングの体制を整備しなければなりません。マニュアルは、それぞれのステップにおける基本的な考え方、事例研究、主なリソースを紹介していてとても参考になります。

特に気に入ったのは、様々なフォーマットが用意されていること。SWOT分析、ToCマトリックス、AIIM、プロブレム・ツリー・分析などのためのフォーマットをダウンロードすることができるため、それぞれの方法論を非常に視覚的に理解できるようになっています。ちょっと工夫すれば、もちろん、開発援助以外の様々な領域に応用可能です。これはお勧めです。

http://policyimpacttoolkit.squarespace.com/pip/

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