米国でオンライン寄附が急増!

クロニクル・オブ・フィランソロピー誌が6月に発表した調査によると、2012年度のオンライン寄附総額は、前年比14%増の21億ドルだったとのことです。この調査は、クロニクル・オブ・フィランソロピー誌が、ブラックボード、ネットワーク・フォー・グッド、ペイパルの3つの主要オンライン寄附プラットフォームから提供されたデータに基づいて、115,000の団体を対象に実施したもの。

2011年より寄付額が下がったと回答した団体は、2011年に東日本大震災で巨額の寄附金をオンラインで集めた災害救援団体のみでした。また、一件あたりの寄付額も徐々に大きくなりつつあり、1回の寄付額が郵送小切手であれば20〜25ドルであるのに対し、オンライン寄附の場合は40〜50ドルとなっています。

興味深いのは、寄附のタイミング。米国では、11月の感謝祭からクリスマス・イブまでのホリディ・シーズンに非営利団体が集中的に寄附キャンペーンを開催します。このため、小切手の場合は11月から12月が寄附のピークとなるのですが、オンラインの場合は10月、11月、5月というデータが出ています。これが何を反映しているのかは更なる分析が必要ですね。また、1週間単位では、木曜日が最も寄附割合が高く、土日は低いという結果が出ています。一日の時間帯では、午前9時から午後1時が高く、その後は減っていきます。こうした曜日や時間帯の情報は重要で、このタイミングに合わせてオンライン寄附の勧誘メールを配信すれば最も効果的になることが期待されます。

調査結果の詳細は、以下のサイトをご覧下さい。

http://philanthropy.com/section/Online-Fundraising/451/?cid=pw&utm_source=pw&utm_medium=en

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。