マンチェスター・ビッドウェル・コーポレーションの挑戦

雇用対策の事例をもう一つ。ピッツバーグにあるマンチェスター・ビッドウェル・コーポレーションは、インナーシティにおける雇用対策に取り組んでいます。ここがユニークな点は、雇用対策トレーニング・プログラムとして、化学実験、フレンチ料理、医薬品、園芸などのコースを提供している点。

通常、インナーシティの就業支援というと、ブルーカラー・単純労働というのが定番ですが、それでは、就職先が限られてしまいますし、就職しても貧困の悪循環から抜け出すのは簡単ではありません。就職先を提供してくれる企業と協働し、そこで求められる高度な技能を提供することで、就業対策と貧困対策を同時に行うというユニークなプログラムです。

会長のビル・ストリクトランドは、マッカーサー財団の「天才フェロー」を受賞したイノベーターで、コーポレーションでは、これ以外にも、ジャズ・レベルの立ち上げや陶芸家の育成など、数々のユニークな試みを行っています。ぜひウェブサイトを覗いてみてください。

http://www.manchesterbidwell.org

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