ビル・ゲイツのメッセージ2014

2009年から毎年メッセージを出しているビル・ゲイツ。今年のメッセージは、「貧困層の進歩を阻む3つの神話」というタイトルの下、ビデオや写真を織り交ぜ、読者参加型アンケートも加えたインタラクティブなスタイルの興味深いメッセージになりました。

彼が掲げる「3つの神話」とは、「貧困国は貧困であることを運命づけられている」「ODAはお金の無駄である」「子供の命を救うことは人口爆発の原因になる」というもの。それぞれについて、こういう馬鹿げた神話がいかに根拠のないものであるかを説得力あるデータで説明し、その上で、貧困のない世界を作ることは可能であり、ODAは開発に大きく貢献しており、そして子供の命を救う努力は結果的に人口抑制につながりさらに繁栄の基礎となることを謳っています。

シンプルだけれども力強いメッセージ。何よりも、私たちは自分たちの手で世界を良い方向に変えていくことが出来るのだという確信に共鳴できます。日本の財団界も、ぜひこういう形で自分の言葉で世界の共感を得ることの出来るメッセージを発してほしいですね。

http://www.gatesnotes.com/2015-annual-letter?WT.mc_id=01_21_2015_DO_GFO_domain_0_00

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