ソーシャル・セクターの組織にとっては、限られた予算で持続可能性を確保しつつ高いパフォーマンスを出すことは常に重要な課題です。万能薬はありませんが、事業や組織の運営において、どの点に留意しなければならないかは、ある程度一般化可能です。Leap of Reasonは、このためのパフォーマンス必須キャンペーンをウェブサイト上で展開しています。よくまとめられたものだと思いますので紹介しておきましょう。
このキャンペーンは,ソーシャル・セクターの団体がより社会的インパクトを拡大させるための組織・事業運営の必須項目をまとめたものです。目指されているのは高パフォーマンス、すなわち「組織存立目的である対象層や理念に対し、一定期間持続して、重要で測定可能で財政的に持続可能な成果を生み出すことが出来る能力」の実現です。
このための必須項目の柱は以下の7つで、それぞれの柱について、細かくチェックポイントをまとめています。
1.適応能力が高く勇敢な経営者と、理事会のリーダーシップ
2.人に着目した規律ある経営
3.よく計画され、よく実行されるプログラムと戦略
4.健全な財政と持続可能性
5.「学び」に価値を置く文化
6.持続的改善に向けた内部モニタリング
7.ミッションの効果を計る外部評価
それぞれ当たり前のことではあるのですが、これを一般論としてではなく、実践的なチェックポイントにまとめているところが、このキャンペーンの魅力でしょうか。日本のソーシャル・セクターにも応用可能だと思います。詳しくは以下のサイトをご覧ください。