米国では、3月に「社会的インパクト・パートナーシップ法」が超党派で上院に提出されました。内容は、米国政府が現在進めている社会的インパクト債(成功報酬債Pay for Success)をさらに推進するため、米国政府が補助金を出すにあたっては定量的な成果指標を導入し、また連邦、州、地方政府のそれぞれのレベルで財政支出削減を進めることを強化しようというもののようです。
社会的インパクト債が促進され、従来のように既得権益化し、成果ではなくアウトプットのみに着目していた政府補助金が、この法律を通じてより成果志向となり、効率化を進めることは望ましいですが、ティーパーティーのような極端な財政支出削減の口実に使われる恐れもあります。今後の米国での議論を注意深く見守っていく必要があるでしょう。
http://www.payforsuccess.org/resources/bennet-hatch-introduce-social-impact-partnership-bill
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