DataKind:データ科学者のプロボノサービスが世界を変える

米国のDataKindは、データ科学者がプロボノサービスで様々な社会課題に取り組むのを支援する団体です。ニューヨークに本拠を置き、バンガロー、ダブリン、サンフランシスコ、シンガポール、英国、ワシントンDCに支部を持ち、グローバルに活動しています。

プロジェクトのユニークな点は、市民やボランティアが提供するデータを集約して、これを社会課題の解決に活用しようという点。たとえば、町中でホームレスを見かけたら、その位置情報と時間情報を指定されたサイトに投稿します。この結果、コミュニティのどこにホームレスの方々がいるかのマッピングがより簡単にできるようになり、支援計画も立てやすくなります。

あるいは、グローバルな人権保護に関す取り組み。世界各地で発生する人権侵害の情報をテキスト・メッセージで米国アムネスティ・インターナショナルに送付し、これをビッグデータの処理でマッピングすることで、世界中の人権侵害状況をリアルタイムで把握できるようになります。

普通の人々がスマートフォンや携帯電話を使ってグローバルにコミュニケーションできる時代にふさわしい、新たなソーシャル・イノベーションの形ですね。日本でも、この分野ではまだまだ開拓の余地がありそうです。

http://www.datakind.org

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