最近、ついに日本でもクラウドファンディングを通じたエクイティ投資が可能になりました。これで社会的企業の資金調達の新たな可能性が広がることになります。
これに関連して、少し古いですが、4月に公開された世界のクラウドファンディング市場の情報を共有しておきます。クラウドファンディング産業レポート2015によると、2014年には前年比167%増の162億ドルがクラウドファンディングを通じて調達されたとのこと。これだけの増加を押し上げた主要要因は、アジアにおけるクラウドファンディングの急増で、前年比320%増と急速に拡大しています。
報告は、またクラウドファンディングの中心は、やはりローンが中心で、110.8億ドルはエクイティではなくローンとのこと。まあ、エクイティをクラウドでやるのはリスクが高いので、ローンになるというのはうなずけます。
さらに、内訳で見ると、トップは当然、ビジネスと起業で、全体の41.3%ですが、ソーシャル・セクターが2位で30.6億ドル、映画や舞台芸術が3位で19.7億ドル、音楽とレコードが5位で7.36億ドルと続いているのは注目されます。やはり、ソーシャルやアート分野はクラウドファンディングに親和性が高そうですね。
さて、日本でどのような発展を遂げることになるのか。今後も要注目です。
http://www.crowdsourcing.org/…/global-crowdfunding-ma…/45376