この情報ボックスでたびたびご紹介してきましたが、モバイル通貨の導入は、開発協力のランドスケープを大きく変えつつあります。これにより、マイクロ・ファイナンスが大幅に前進し、ファイナンシャル・インクルージョンが進むからです。しかし、モバイル通貨の導入は大プロジェクトです。政府の法制を変え、技術インフラを整備し、さらにモバイル通貨導入に向けた啓蒙・教育を行う必要があります。
The Better Than Cash Allianceは、USAIDのような政府開発機関、ゲーツ財団のような財団、これにプライベートセクターからCITI GroupとVISA Cardが加わって立ち上がった組織。モバイル通貨の導入に向けて様々な取り組みを行っています。やはり、CITIのようなグローバルなメインストリーム金融機関のコミットメントは大きいですよね。現在、ケニヤ、ペルー、フィリピンで進められているプロジェクトが、より拡大していくことを期待しています。