Hackathon: テクノロジーを通じた社会的課題解決の試み

Hackathonが今年の米国フィランソロピーの流行語のトップに躍り出そうです。Hack DayとかHackfestとも呼ばれるものですが、別に、ハッカーとは何の関係もありません。OSやAPIの開発者達が、特定の課題解決のためのソリューションをそれぞれ一定期間の間に集中的に提案して競い合い、選ばれた個人やグループのプロジェクトに資金が提供されるというイベントです。音楽プログラムの開発などをテーマにするものもありますが、社会的課題をテーマにすることもあります。

例えば、マイクロソフト、グーグル、ヤフー、NASA、世界銀行が共同で立ち上げたRandom Hacks of Kindness(RHoK)は、テクノロジーを通じたソーシャル・インパクト実現のためのソフトウェア開発を競うHackathonです。汚職監視・摘発、犯罪防止、公共交通システムの整備、環境保護、女性に対するハラスメント防止、災害予防・支援・・・等々、様々な社会的課題が提案され、これに対して様々なソリューションが提案されています。ここでもまたモバイル技術を使った一般参加型のソリューションが最大の効果を発揮することは言うまでもありません。

RHoKは、世界各地で大会を開催しています。アジアでは、まだモンゴルとインドでしか開催されていないようですが、日本でもこういうイベントが開催されると良いですね。RHoKは、全世界から、イベント・オーガナイザーを応募しています。詳しくは、ウェブサイトをご覧下さい。

http://www.rhok.org

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