YouTubeの登場により、映像を使った国際キャンペーンがとても簡単になりました。今や、YouTubeを通じて、災害、紛争、飢饉などの映像や、特定の主義・主張を 伝えることで、国境を越えたインパクトを容易に実現できます。しかし、もちろん、YouTubeには様々な映像が氾濫しているので、YouTubeだけでは、これらの多様な映像の中に埋没してしまいます。
トムソン・ロイター財団が立ち上げたYouTrust.orgは、このような映像を通じた国際キャンペーンを積極的にサポートするためのサイトです。ソーシャル・イノベーション、保健衛生、水資源確保、飢餓、女性のエンパワーメント、災害支援など、多様なテーマについてのキャンペーン映像や記事を誰でもアップして、国際社会に訴えることが出来ます。試みに、災害支援を覗いてみると、東日本大震災の復興支援映像もアップされていました。
映像は、言語や文化を越えた強いメッセージ力を持ちます。映像を使って、ローカルの問題をグローバルに発信し、国際社会を通じた解決を図る。YouTrust.orgの試みは、これを更に加速させそうです。
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