連帯経済のことを調べ始めたら、ILOが社会連帯経済をテーマにしたアカデミーを開催しているのを見つけました。今年は4月8日から12日までモロッコで開催されるようです。アカデミーでは、社会連帯経済の基本的な考え方から始めて、ガバナンスや経営、政策形成、ネットワーキングなどについて学ぶことができるようです。言語は英語、フランス語、アラビア語。宿泊費込みで2750ユーロは少し高い気もしますが、まあこのご時世だから仕方がないのでしょうか。
関心はあるけれど、語学や経費の点で・・・と思われる方は、ウェブサイト上でテキストが公開されているので、これを読むという手もあります。英語ですが、良くまとめられていて、社会連帯経済とは何か、ということがきちんと理解できるようになっています。しかも、理論だけではなく、先進国から開発途上国まで、様々なケース・スタディが豊富に用意されているので、具体的なイメージがつかめます。私も勉強になりました。
社会連帯経済は、OECDや欧州評議会で、促進政策が議論されているようです。NPOや協同組合や公益法人という形で縦割りに規制するのではなく、社会連帯経済という大きな枠組みの中で促進を図っていくというのは、日本でも検討されるべきだと思いました。
http://socialeconomy.itcilo.org/en
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