グローバル・レポーティング・イニシャチブが、新たな持続可能性報告ガイドラインを発表

少々古い情報で恐縮ですが、5月22日、グローバル・レポーティング・イニシャチブが、新しい持続可能性報告ガイドライン(G4)を発表しました。現在、企業CSR報告を中心に様々な団体が採用しているガイドライン(G3)は、2015年12月以降にG4に切り替えられることが求められています。

新たなガイドラインでは、国連グローバル・コンパクトやOECD持続可能性報告、ビジネスと人権に関する国連の指導的原則などとより調和が取れた形になり、また、報告を(理念ではなく)より具体的な事実に即して記述する形式にすることで実効性を高めています。さらに、一般にとっては報告書がよりユーザー・フレンドリーになり、実務者に対しては概念の定義を明確化することでより報告書の作成が容易になるように配慮されているとのことです。

このガイドラインは、企業のみならず、政府、開発機関、非営利団体等、様々な団体もターゲットにしています。グローバルなレベルにおける持続可能性を確保するためには、セクターを越えて各団体が持続可能性にコミットすることが求められます。この実現のツールのひとつが、このような透明性と説明責任原則に基づく報告ガイドライン。より多くの企業、団体に採用されると良いですね。

https://www.globalreporting.org/reporting/g4/Pages/default.aspx

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