ファンド・レイジングの基本は、ターゲット層の行動様式を把握し、これにあわせたファンド・レイジング・キャンペーンを行うことです。団塊世代とミレニアム世代では、アプローチの仕方は全く異なります。
ミレニアム・インパクトの2013年度報告書は、これを考える上で貴重な素材を提供してくれます。報告書によると、この世代の83%はスマホを持ち、75%がソーシャル・メディアを使って情報を共有しています。83%が2012年に寄附した経験があり、また52%が毎月定期的に寄附することに関心を持っています。
社会的関係を軸に寄附を考える上の世代と異なり、ミレニアム世代は主義主張(Cause)を軸に寄附を考えます。また、自分たちが寄附すると当時に、ソーシャル・メディアを駆使して知り合いに寄附を呼びかけるキャンペーンに協力的です。また、ソーシャル・メディアを通じたボランティアへの呼びかけなどにも積極的に参加しています。
このようなデータは、NPOの戦略にどのような影響を与えるでしょうか。詳しくはレポートを見ていただければと思いますが、オンラインを活用した寄附やキャンペーンを考えるのであれば、当然、プラットフォームとしてパソコン以上にスマート・フォンを考えなければなりません。また、アピールの仕方も、そのメディアに即したスタイルが必要です。この報告書は、NPOの対ミレニアム世代戦略を考える上で、様々な示唆を与えてくれています。
http://www.themillennialimpact.com/2013research
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