アジアにもCSV(社会的共有価値の創造)ムーブメントが起きる予感

CSRアジア・サミット2013で社会的共有価値のワークショップが開催され、参加者からは熱い反応が寄せられたとの記事が、CSRアジアに掲載されました。参加者は、アジアの企業CSR関係者とNGO関係者。様々な議論がなされたようですが、基本的に、CSVのコンセプトは受け入れられ、アジアでどのように展開するかが議論されたようです。

特に私が面白いと思ったのは、アジアの場合、やはりコミュニティの関わりが重要であり、そこでは、企業主導よりも、むしろコミュニティで活動しているNGOがCSVに向けた提案を企業に行ってCSVを主導してはどうかという議論。確かに、欧米グローバル企業ではない、アジア企業に独自のCSVはありえそうですね。

もう一つ、面白いと思ったのは、社会包摂的バリュー・チェーン。一つの製品が完成するまでのバリュー・チェーンのそれぞれにおいて社会的包摂に配慮するというのは、社会的包摂に関する公的セクターの取り組みが西欧に比べて遅れているアジアにおいて、民間主導で社会的包摂を進める上で有効な手法になるかも知れません。

日本企業が多数進出しているアジアでのこのような議論。ぜひ、日本企業も日本のNGOもこの動きに積極的に関与していって欲しいですね。

http://www.csr-asia.com/csr-asia-weekly-news-detail.php?id=12301

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