投稿者「pha84025」のアーカイブ

WDN (Women Donors Network)

米国では、多くの女性が企業家として成功しています。彼らの多くは、フィランソロピストとして、女性の社会進出の問題にも取り組んでいます。また、富豪夫人として、フィランソロピー活動に積極的に取り組んでいる人たちもたくさんいます。実際のところ、富裕層のフィランソロピー活動の多くは、夫人たちによって支えられています。 続きを読む

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WIN-WIN:女性のための社会的インパクト投資プラットフォーム

女性の話題をもう少し続けます。社会的インパクト投資の世界では先駆的な存在であるカルバート財団は、女性が、女性のために社会的投資を行うためのプラットフォームWIN-WINを運営しています。投資、と言っても、20ドルから可能で、しかも、上限2%までの利子付きで返ってきます。 続きを読む

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アジア女性ギビング・サークル

先ほど紹介したギビング・サークルは、いろいろなソーシャル・ネットワークをベースにしています。例えば、ニューヨークにあるアジア女性ギビング・サークルは、「アジア系アメリカ人/太平洋諸島フィランソロピー・ネットワーク」という全国組織をベースにしつつ、ニューヨークの女性起業家やキャリア・ウーマンが集まってできたサークルです。アジア系アメリカ人女性が、ニューヨークで、アートを通じて女性の社会的地位を向上させるプロジェクトに支援していますが、2006年立ち上げ以来、すでに40万ドル以上の支援を行っているとのこと。 続きを読む

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ギビング・サークル:市民によるグラント・メイキング

話が少し大きくなりました。もう少し、普通の人が気軽に参加できて、でも既存のプログラムへの寄付ではなくて、少しインパクトのあることができるようなシステムはないでしょうか。こういう発想から、最近、米国で注目を集めているのが、ギビング・サークル。一人が100ドル寄付してもそのインパクトは限られていますが、200人が集まれば、2万ドルの寄付になります。このサイズなら、より戦略的なグラントメイキングができますよね。 続きを読む

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Global Fund for Women:女性支援のための世界基金

先ほど紹介したWomen’s Funding Networkは、助成財団のネットワークでした。これに対して、Global Fund for Womenは、グローバルなレベルで女性を支援するために、全世界から資金を集めてグラントメイキングを行うという、市民ファンドです。1987年に3人の普通の女性達が始めたプロジェクトが、今や、累積ベースで、2万以上の個人・団体から8500万ドルの資金を集め、世界171ヶ国、4200のグループにグラントを出すまでに成長しました。 続きを読む

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Women’s Funding Network

女性の話題が出たので、関連するトピックを幾つか。

米国では、同じ関心を持っているフィランソロピストが集まってネットワークを形成するということが日常的に行われています。もちろん、女性フィランソロピストのネットワークもあります。大学やコミュニティレベルでも、女性フィランソロピストのネットワークが作られていますし、グローバルなレベルでもネットワークがあります。

フィランソロピー研究の中にジェンダーに基づく寄付行動の分析がありますが、そこでも、女性の方がよりフィランソロピーの志向性が高いという結果が出ています。やはり、未来のフィランソロピーを担うのは女性でしょうか。実際、開発や貧困問題でも、女性のエンパワーメントが鍵となるのは先進国も開発途上国も共通ですから、女性が女性を助けるというシステムを作ることは、結局、社会全体の改善につながっていくのです。

一例として、Women’s Funding Networkをご紹介しておきます。

http://www.womensfundingnetwork.org

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日本人女性NPO指導者育成プログラム

ボストン在住の厚子・東光・フィッシュさんは、米国でキャリアを積まれた方ですが、現在は、フィッシュ財団を運営しておられます。3.11の時には、いち早く震災支援基金を立ち上げてファンドレイジングを行われました。 続きを読む

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Common Groundのユニークな試み

世田谷区で「空家・空室活用フォーラム」が開催されるという記事に触発されて、一つ、事例紹介です。既に日本でも紹介されて有名になりましたが、ニューヨークのCommon Groundは、ホームレスへのシェルター提供を商業ビルの再活用を通じて実現しようというユニークなプロジェクト。ビルに店舗を設けて、そこからの収入をホームレス支援に当てたり、ホームレスへの雇用支援にあてたりと、ビジネス的なアプローチを行っています。 続きを読む

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MIX Market:マイクロファイナンス団体の総合データベース

前の記事で、「マイクロファイナンスの最大の障害は、取引費用をいかに下げるかにある」と書きました。これは、マイクロファイナンス機関に対して、大規模金融機関が投資をする際にも当てはまります。もちろん、専門のコンサルタントや中間団体はあるのですが、それを使うにも費用はかかります。 続きを読む

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