国際開発協力」カテゴリーアーカイブ

ソーシャル・アウトソーシング:SamaSourceが切り開く新たな途上国支援の形

ハーバード社会企業大会のプログラムを見ていたら、ソーシャル・アウトソーシング(社会的責任アウトソーシングとも言うようです)というコンセプトを見つけました。どうやら、グローバル企業がアウトソースしている事業を、開発途上国における貧困支援や女性のエンパワーメントに活用しようと言う試みのようです。 続きを読む

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協働のためのオンライン・プラットフォーム:W4The Future

社会的インパクトを実現するためには協働が不可欠です。オンライン・プラットフォームの登場は、このような協働をグローバルに組織することがとても簡単になりました。 続きを読む

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The World WE Want 2015

2015年は、国連ミレニアム開発プログラムの目標達成年です。では、2015年以降にどのような目標を設定するのか。もちろん、ミレニアム開発目標が2015年に完全に達成される訳ではないですから、引き続き、これを尊重する必要はあります。他方、国連ミレニアム開発目標が定められた2000年と現在では、様々な点で状況が変化しています。例えば、この情報ボックスでも何度も取り上げてきたモバイル通貨やファイナンシャル・インクルージョンは、当時、まだ議論されていませんでした。また、気候変動に伴う災害の深甚化は、災害に対する耐久性(Resilience)確保という新たな課題もあります。 続きを読む

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国連キャピタルディベロップメント基金

ファイナンシャル・インクルージョンやマイクロファイナンスについて述べてきたので、国連はどういう対応をしているのだろうと思って調べてみました。マイクロファイナンスや貧困層への支援を担当する部門としては、国連キャピタルディベロップメント基金(UNCDF)が90年代半ばからマイクロファイナンスの促進に取り組んでいるとのこと。グラミンバンクのモハメドユヌスさんがノーベル賞を受賞したのが2006年ですから、国連はかなり早い段階からこの世界に取り組んでいるようです。

http://www.uncdf.org/en

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The Better Than Cash Alliance:モバイル通貨導入に向けたパートナーシップ

この情報ボックスでたびたびご紹介してきましたが、モバイル通貨の導入は、開発協力のランドスケープを大きく変えつつあります。これにより、マイクロ・ファイナンスが大幅に前進し、ファイナンシャル・インクルージョンが進むからです。しかし、モバイル通貨の導入は大プロジェクトです。政府の法制を変え、技術インフラを整備し、さらにモバイル通貨導入に向けた啓蒙・教育を行う必要があります。 続きを読む

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IDEA:USAIDが目指す技術革新とパートナーシップを通じた開発協力

今まで紹介してきた様々なユニークな事業を統括しているのが、USAIDのIDEA (Office of Innovation & Development Alliances)です。その名の通り、開発協力におけるイノベーションを積極的に追求し、また企業、財団、NPOとのパートナーシップ関係を開拓する部門。モバイル技術を使った開発協力や、とても革新的なアイディアに基づいて様々な課題に取り組むヴェンチャー・ソーシャル・エンタープライズの育成を目指しています。 続きを読む

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mWomen:モバイルテクノロジーを使った女性のエンパワーメント

もう一つ、USAIDのプロジェクトです。これは、Australian AIDとの共同プロジェクト。開発協力において、女性への支援がキーとなることは言うまでもありません。そして、モバイルテクノロジーへのアクセスは、女性のエンパワーメントに大きな役割を果たします。なぜなら、これを通じて、女性はグローバルな市民社会とグローバルなマーケットにアクセスできるようになるからです。 続きを読む

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Microlinks:USAIDが運営する情報データベース

クリントン国務長官の話が出たついでに、日本のJICAにあたるUSAIDの事業を幾つか紹介しておきます。Microlinksは、現在、開発協力の大きな流れの一つになっているマイクロファイナンスやモバイル技術を活用した開発協力などに関する情報を集めて一般に公開しているオンラインデータベースです。USAIDの事例のみならず、様々なベスト・プラクティスや研究報告、情報リソースなどの情報を提供することで、この分野の開発協力を促進しようというもの。これは大変役に立ちます。 続きを読む

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ヒラリーの新思考

ヒラリー・クリントンの話題をもう一つ。今年4月に、国務省は「グローバル・インパクト・エコノミー」フォーラムを開催します。2日間にわたって開催された会議には、この情報ボックスでもたびたび取り上げている社会的インパクト投資やファイナンシャル・インクルージョン、シェアド・ヴァリューなど、最新の開発トピックを取り上げて、USAIDや国務省、財団関係者、NPOが議論しました。まさにこれからの開発協力のビジョンをまとめた会議として注目されます。 続きを読む

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ヒラリー・クリントンのグローバル・パートナーシップ・イニシャチブ

オバマ大統領の再選が決まった一方、ヒラリー・クリントンは今季限りで国務長官を退くことを表明しています。この4年間、外交日程を精力的にこなしながらも、開発協力に新しい流れを導入しようとしたヒラリー。おそらく、彼女の想いが最も反映されているのが、グローバル・パートナーシップ・イニシャチブではないでしょうか。 続きを読む

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