SROIを使ったインフォグラフィックス!

About.comがSROIについての紹介記事を掲載しました。SROI(社会的投資収益率)は、もともとアメリカのRDFと言う団体が開発したものですが、米国よりもむしろ英国で大きく発展しています。例えば、現在、国際SROIネットワークの本部は英国にあります。この理由は、もちろん、英国政府が様々な形で支援しているため。やはり政府の力は大きいですね。

今回の記事は短いし分かりやすくまとめているので、SROIについて関心がある方はぜひご一読下さい。でも、私が最も印象を受けたのは、SROIを使ったインフォグラフィックスです。ミネソタの若者メンター・プログラムを行っているNGOが作ったのですが、17万人の若者にメンター・プログラムを行い、一人あたりにつき、若者犯罪の減少で371ドル、ずる休み削減で150ドル、学校の成績向上で2,129ドル、タバコを止めさせることで823ドル、違法ドラッグを止めさせることで127ドル、若者の生涯賃金増加分が3,826ドルで、一人あたり計7,426ドルの利益が生じたとしています。

計算手法が気になりますが、こういう形で、プログラムの成果が数量化されれば、資金提供者の信頼も高まりますし、また行政が、公的支援を行う際の指標にも使えます。社会的インパクト債権では、特に、公的支援削減分が数量化されることが資金償還の基礎となりますから、その意味でもこの作業は重要ですね。非常に面白いアプローチだと思いました。詳しくは以下のサイトをご覧下さい。

http://nonprofit.about.com/od/foundationfundinggrants/ss/Using-Sroi-To-Show-Your-Nonprofits-Impact.htm?nl=1

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