社会的価値の7原則

日本でもSROIが知られるようになり、また社会的投資への関心が高まってきました。この基礎となるのが「経済的価値」ではない「社会的価値(ソーシャル・バリュー)」をどう評価するか、という問題です。経済中心から社会・コミュニティ中心へとシステムを変えていく上で中心となるのがこの「社会的価値」という考え方です。

「社会的価値」は、SROIや社会的投資の評価だけにとどまりません。たとえば、政府や自治体、企業の調達の際に「社会的価値」を考慮するとか、会計基準に「社会的価値」を組み込むことでコストや利益にこれを反映させるとか、様々な分野に応用が可能です。もちろん、CSR報告にも欠かせません。「社会的価値を可視化し、数量化することで、すべてのアクターが社会的価値を志向した行動を採用するようになる」、これが社会的価値が目指す世界です。

ソーシャル・バリュー・インターナショナルが、新たに社会的価値の7原則を公表しました。まだ始まりの第一歩ですが、これから大きく育っていくことが期待されます。詳しくは原文をご参照ください。

■社会的価値の7原則

1.利害関係者を巻き込むこと
2.変化を理解すること
3.関連成果を価値づけること
4.具体的なものだけを含めること
5.過大評価をしないこと
6.透明性を確保すること
7.結果を検証すること

http://socialvalueint.org/wp-content/uploads/2015/05/Principles-of-Social-Value_Pages.compressed.pdf

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