ビッグデータが社会を根本的に変えようとしている中、NPOはデータとどう向かい合うべきでしょうか。大企業や政府主導で進んでいて、所詮、NPOは関わる世界ではない、という反応もありえますが、今の時代、データへの意識を持たずに組織の存続は不可能。では、どこから始めれば良いか・・・をとてもわかりやすくまとめた記事がスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューに掲載されたので紹介しておきます。
記事は、データをまとめる上でのポイントを、データ管理、データ保全、データ文化、データ使用の4点を軸にまとめます。その上で、それぞれの軸における組織内のデータ・アーキテクチャーの構築のあり方を検討します。具体的には。。。。
■データ管理
整理されているか、きちんと説明されているか、すぐにアクセスできるか、使えるか。
■データ保全
技術的脆弱性/社会的脆弱性、外部脅威/内部脅威を配慮
■データ文化
データ中心型?データに基づく意思決定?データ主導?
(もちろん、データに基づく意思決定が最も望ましいあり方です)
■データ使用
運営の向上、メッセージの拡散、人の巻き込み
以上の軸から、もう一度、自分たちの組織のデータ・アーキテクチャーを見直してみて、より意識的にデータを活用できる組織を作っていきましょう、というのがこの記事の趣旨です。こういう形で考え方を整理してもらえると、今まで何となく負担感のあったデータ活用も取り組みやすくなりそうですね。