インパクト評価ツール・ガイド

日本でも「インパクト評価」が流行のように語られています。インパクト評価は、資金提供者に対する報告のみならず、ソーシャルセクターの活動に関わっている様々な人たち(ボランティア、カスタマー、コミュニティ等)への説明責任という点からも、また自分たちの活動目標を明確化し活動を改善していくという点からも重要です。

しかし、多くのソーシャル・セクター団体にとって、インパクト評価は「言うは易く行うは難し」で、自分たちだけで行うのは大変だし、かといってコンサルタントを雇う財源などない、というのが現状ではないでしょうか。

英国ガーディアン紙の記事「インパクト評価:情報源とツール・ガイド」という小論は、小規模な非営利団体が、自分たちで工夫しながらインパクト評価を行っていくための情報源とツールを特集してくれていてとても役に立ちます。ちゃんとリンクをつけてくれているので、興味があればすぐにツールをダウンロードできます。もちろん、すべて英語ですが、それを乗り越えれば、日本のソーシャル・セクターの人たちにも役に立つ情報があると思います。

こういう形で、非営利のシンクタンクや中間組織が、ソーシャル・セクター団体のインパクト評価や戦略策定のためのわかりやすいツールを作成し、無料で提供してくれているところに,英国のチャリティセクターや社会的企業の活躍の基盤があると思います。日本でも、こういう活動が広がっていくと良いですね。もちろん、そのためには行政や財団が、こうしたツール策定作業を支援してくれることが不可欠なのですが。。。。

ということで、今年の情報ボックスは今回が最後になります。皆様、今年一年の購読ありがとうございました。来年が皆様にとって益々の発展の年となりますように!来年もよろしくお願い申し上げます。

http://www.theguardian.com/…/measuring-impact-a-guide-to-re…

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