米国におけるキャパシティ・ビルディングの発展

NPOのキャパシティ・ビルディング(能力構築)は重要な課題です。米国では、主要財団や中間支援組織が、1970年代よりキャパシティ・ビルディングに取り組んでおり、様々な手法が開発されています。

私事で恐縮ですが、先日、開催された第18回日本NPO学会総会において、「NPOキャパシティ・ビルディング支援の再検討」というパネルを企画・モデレートし、そこで「米国におけるキャパシティ・ビルディング支援の発展」というテーマで発表しましたので、概要を共有しておきます。主なポイントは以下の通りです。

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1.キャパシティ・ビルディング支援の多様性

2.キャパシティ・ビルディング支援の発展

(1)伝統的手法
→直接対応型、キャパシティ・ビルディング型、セクター強化型

(2)2000年代以降の新たな手法
→一般管理費支援、成長資本支援、ベンチャー・フィランソロピー型支援、インフラストラクチャー組織支援等

(3)キャパシティ・ビルディング3.0
→ネットワークやエコシステムを対象とした新たな支援

3.キャパシティ・ビルディングの評価手法

(1)プログラム評価と組織診断評価

(2)ベンチャー・フィランソロピーにおける組織診断の発展とパフォーマンス測定

4.まとめ
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パネルでは、さらに、米国の事例に基づいて、SVP東京のベンチャー・フィランソロピー支援、パブリック・リソース財団のキャパシティ・ビルディング支援と組織診断、日本財団CANPANの情報提供とネットワーク形成や専門セミナー等の支援を紹介しました。非常に興味深い内容になったと思います。

私の発表資料は、以下のサイトでご覧いただけます。

http://japan-social-innovation-forum.net/…/f6ed069135c5be74…

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