国連 による企業社会貢献・CSR推進イニシャチブである国連グローバル・コンタクトは、2000年の立ち上げ以来、現在、世界145カ国から12,000以上の企業が参加する世界最大のグローバルCSRプラットフォームになっています。
この国連グローバル・コンタクトが、世界113カ国2000の加盟企業からのアンケート調査に基づいて、グローバル企業サステイナビリティ報告2013を発表しました。これによると、グローバル企業は、着実にCSRを推進し、またグローバルな持続可能な発展に向けて努力しているようです。他方、幾つかの課題も明らかになりました。
1)理念と現実のギャップ
65%の企業がCEOレベルで政策を決定しているが、35%の企業しかこれを担う管理職育成を行っていない。
2)企業規模のギャップ
大企業ほど、政策のみならず実施も行っているという現実がある。但し、中小企業の実施割合も着実に増加している。
3)サプライ・チェーン・マネジメントが最大の課題
多くの企業がサプライ・チェーン・マネジメントにコミットしているが、実質的なコンプライアンス確保と目標達成面では課題が残る。
同時に、調査では、グローバル・コンパクトに加盟している企業の70%が、CSRのみならず、国連ミレニアム開発目標などの国連全体の目標の実現に協力しており、CSVから社会的インパクト投資を通じた支援、NPO/NGOとのパートナーシップなどに取り組んでいると言うことも明らかになりました。
日本の企業も、グローバル企業だけでなく、中小企業レベルでもどんどん参加して欲しいですね。調査報告は以下のサイトで読むことが出来ます。
http://www.unglobalcompact.org/news/381-09-05-2013
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