投稿者「pha84025」のアーカイブ

SROI(社会的投資収益率)ネットワーク

社会的インパクト投資の発展において、もう一つ重要なのは、社会的インパクトを加味した投資リターン率を定量的かつ客観的に知ることの出来る指標の策定です。これについてはSROI (Social Return of Investment)が開発されています。この国際的なネットワークとして、例えば、SROI Networkがあります。

http://www.thesroinetwork.org

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IRIS(インパクト報告&インパクト基準)

社会的インパクト投資を拡大するためには、一般投資家にも分かりやすい形で社会的企業のパフォーマンスを定量的に評価する指標が必要です。ロックフェラー財団、アキュメン・ファンド、USAIDなどの協力で開発が進められているIRIS (Impact Reporting & Imvest Standards)は、こうした試みの一つとして注目されます。

http://iris.thegiin.org

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グローバル・コーポレート・ギビング・イニシャチブ

CECPはDoloitteの協力を得て、グローバル・コーポレート・ギビング・イニシャチブを立ち上げました。各国では企業の寄付税制やこの寄付を受け取る団体の法人格がバラバラのため、企業寄付の国際比較を行うためには、まず統一した指標を作成する必要があります。このプロジェクトは、各国の企業団体や主要企業からのヒアリングを通じて、この指標のたたき台を作成しました。 続きを読む

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米国企業フィランソロピー報告書2012

米国企業フィランソロピー促進委員会(CECP: Committee for Encouraging Corporate Philanthropy)が2012年版の企業フィランソロピー報告書を発表しました。これによると、60パーセントの企業が、2009年から2011年にかけて寄付を拡大しており、2011年の企業一社あたりの平均寄付総額は、2,120万ドルとなっています。 続きを読む

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Community Wealth.org:コミュニティのための情報リソース

日本でも、市民ファンドやコミュニティ・ファンドをいかに拡大していくかが議論されていますが、米国では、CDFI(Community Development Financial Institutions)が制度化され、政府資金も含めてコミュニティ向けに資金が流れる仕組みができています。メリーランド大学の情報サイトCommunity-Wealth.orgは、このようなコミュニティ・ファンドの情報源として役に立ちます。
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第4セクター:営利と非営利のハイブリッド

社会的企業を育成していく際の課題の一つとして、社会的企業をいかに適正かつ客観的に評価するかというものがあります。社会的企業も企業である以上、投資を呼び込む必要があり、そのためには、第三者による業績・収益・社会的インパクトなどの指標が必要だからです。 続きを読む

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FSG「社会的共有価値の測定」報告書

2011年1-2月号のハーバード・ビジネス・レビューの「資本主義をいかに修復するか」という特集号は、ビル・ゲーツの「創造的資本主義」のコンセプトにも呼応しつつ、企業の社会的役割に関する議論に一石を投じました。そこでの中心的な概念が「共有価値(Shared Values)」で、「いかにして、社会的進歩と経済的進歩を企業活動において結合するか」という問題提起がなされました。これは、今後、CSRや企業の社会貢献などを包括する試みになる可能性があり、注目されます。 続きを読む

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SOCAP 2012開催

日本でも、最近、Arunさんがソーシャルインベストメント国際シンポジウムを開催されました。これをきっかけに、日本でも社会的投資が本格化してほしいと思います。米国では、ほぼ同じ時期に、こちらは、第五回目となるSOCAP(Social Capital Markets) 2012が開催されました。ロックフェロー財団とオミディア・ネットークの支援を得て開催されてきた国際会議では、社会的投資を巡って活発な議論が展開されています。主なスピーチは、YouTubeでご覧いただけます。

http://www.youtube.com/playlist?list=PLJw5R-2X_x2tMfaZX15cbjQyg2ElThQ9l&feature=plcp

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NGOsourceプロジェクト

米国の財団が海外のNGO/NPOを支援する上で最大の障害は、IRSの免税措置を受けるための審査が厳しいことです。これをクリアするために、米国財団協議会が、テク・スープの協力を得て開発したのが、NGOsourceです。ここに登録すれば、米国の501C3団体と同じ法人格を有すると見なされるため、米国の財団の支援手続きが大幅に簡素化されることになります。海外からの支援獲得を目指す日本のNPO/NGOの皆さんもぜひ検討してみてはいかがでしょう。

http://www.ngosource.org/Home

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NPO Almanac 2012

アーバン・インスティチュートが2012年版NPO Almanacを発表しました。2000年から2010年の間に、米国におけるNPOが、GDP成長率を大きく上回る成長を遂げていることが、具体的なデータで明らかになりました。これには様々な要因があり、フィランソロピーの発展とも大きく関わっているのですが、それはまた改めて論じたいと思います。
http://nccsdataweb.urban.org/NCCS/extracts/nonprofitalmanacflyerpdf.pdf

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