フィランソロピー」カテゴリーアーカイブ

米国コミュニティ財団の現状

コミュニティ財団の歴史は、1914年にクリーブランド財団が設立されたときから始まります。この100年の間に、コミュニティ財団は大きく発展しました。ファウンデーションセンターの2012年の統計によると、現在、米国で734のコミュニティ財団が活動しており、総額42億ドルの支援を行い、その支援総額は全財団事業の9.2%を占めます。 続きを読む

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コミュニティ財団ウィーク2012

今週は、コミュニティ財団ウィークです。米国議会が始まるのにあわせて、全米のコミュニティ財団が、米国財団評議会ネットワークを使ってキャンペーンを行います。各地でいろいろなイベントを開催し、それをツイッターを使って共有したり、ベスト・プラクティスを米国財団評議会のブログ上で共有します。 続きを読む

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ヒラリーの新思考

ヒラリー・クリントンの話題をもう一つ。今年4月に、国務省は「グローバル・インパクト・エコノミー」フォーラムを開催します。2日間にわたって開催された会議には、この情報ボックスでもたびたび取り上げている社会的インパクト投資やファイナンシャル・インクルージョン、シェアド・ヴァリューなど、最新の開発トピックを取り上げて、USAIDや国務省、財団関係者、NPOが議論しました。まさにこれからの開発協力のビジョンをまとめた会議として注目されます。 続きを読む

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Strategic Co-funding: インパクトを高めるための助成団体の協働

Grantmakers for Effective Organizations (GEO)の話題をもう一つ。「Strategic Co-Funding」というレポートは、助成財団が、インパクトを高めるために共同で一つの課題解決に向けて支援するための方策をまとめたレポートです。 続きを読む

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「学び」の共同体をいかに立ち上げるか

同じレベルの実務家同士が互いの経験やノウハウを共有し、実務に役立てることが重要なことは言うまでもありません。しかし、こうした学習ネットワークを、更に一歩進めて、「変革」に結びつけていくためにはもう一工夫必要です。 続きを読む

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米国で財団による複数年度にまたがる助成額が減少

National Committee for Responsive Philanthropyは、米国の財団が、NPOのニーズに適切に対応するために調査・政策提言・啓蒙活動を行っている団体です。かれらの基本的なスタンスは、NPOサポートにおいて、(1)運営管理費の支援を増やしてNPOのキャパシティを高めること、(2)複数年度のコミットメントを増やすことで、NPOが中長期的な観点からインパクトをもった取り組みを行えるようにすること、が重要だというもの。私も、グラントメイキング界の人間として、この主張には共感しています。 続きを読む

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チャリティナビゲーターの災害支援サイト

ハリケーン・サンディ関係でもう一つ紹介です。チャリティ・ナビゲーターは米国を代表するNPO格付けサイトです。米国の寄付者は、基本的にこのサイトで活動状況と格付けをチェックしてから寄附を行うかどうかを決めます。格付け基準に、「管理費の割合がどれだけ低いか」が含まれており、こういう基準でよいのかどうかという議論はありますが、基本的には信頼されています。 続きを読む

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災害支援フィランソロピーセンターの迅速な対応

日本でも報じられていますが、米国東海岸は、超大型のハリケーン・サンディが昨夜上陸し、各地で大きな被害が出ています。被災した人達への支援には、連邦政府・地方自治体のみならず、フィランソロピーも大きな役割を果たします。 続きを読む

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Ultra High Net Worth (UHNW) Individual向けビジネスとしてのフィランソロピー

フィランソロピーというと、伝統的なイメージとしては、お金持ちが、社会的問題の解決のために寄付金を出す、というものが一般的です。しかし、現代社会では、お金持ちの規模が大きくなりました。これに伴い、フィランソロピーも、これら富裕層の資産運用戦略の一環として捉えられるようになります。 続きを読む

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PhilanTechがグラントメイキングの世界を変える?

助成財団によるグラントはNPOにとって魅力的な収入源の一つ。しかし、NPOにとっては、申請書を書いたり報告書を書くのは負担となります。特に、複数の財団からグラントを受ける場合、別々の申請と報告を書くことは大きな負担です。また、財団にとっても、グラントマネージメントにはコストがかかります。せっかくの貴重な資金。グラントマネジメント・コストを最小限にして、その分をプロジェクトに回せないでしょうか。 続きを読む

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