レポート」タグアーカイブ

Changing Our World, Inc.の企業社会貢献に関する報告書

グローバル・フィランソロピーの分野で活動しているコンサルティング・ファームのChannging Our World, Inc.が、企業の社会貢献に関する新しい報告書「新しいチェス盤:変わりつつある企業と社会のランドスケープ」を発表しました。 続きを読む

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世界のコミュニティ財団の現状

では、国際社会におけるコミュニティ財団の状況はどうなっているのでしょうか。WINGSの2010年度の調査によると、現在、世界には1680のコミュニティ財団が活動しています。2000年に905だったため、10年間で2倍に拡大したことになります。特に急速に拡大しているのが、欧州。ドイツの拡大が目立ちます。 続きを読む

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社会的インパクト投資評価指標を相互に調整する試み

社会的インパクト投資の世界において、一般投資家の資金を集めるためのキーとなるのが、信頼できる評価指標の設計。GIIN (Global Impact Investing Network)が提唱しているIRISが有名ですが、他にも様々な団体が独自の指標を提唱しています。その一つ、NCIF (National Community Investment Fund)が提唱しているSPM(Social Performance Metrics)とIRISの評価項目の調整の可能性を探った報告書が出されました。 続きを読む

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米国で財団による複数年度にまたがる助成額が減少

National Committee for Responsive Philanthropyは、米国の財団が、NPOのニーズに適切に対応するために調査・政策提言・啓蒙活動を行っている団体です。かれらの基本的なスタンスは、NPOサポートにおいて、(1)運営管理費の支援を増やしてNPOのキャパシティを高めること、(2)複数年度のコミットメントを増やすことで、NPOが中長期的な観点からインパクトをもった取り組みを行えるようにすること、が重要だというもの。私も、グラントメイキング界の人間として、この主張には共感しています。 続きを読む

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米国のコミュニティ・ファイナンスを支えるコミュニティ再投資法

ファイナンスの話が出たところで、米国の情報を紹介します。以前に米国のCDFI (Community Development Financial Institution)を紹介しましたが、こうした機関の金融の基礎となるのが、CRA (Community Reinvestment Act)です。 続きを読む

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ファンド・レイジングのコストについて考察する

米国ファンドレイジング専門家協会が、2011年度のファンドレイジングにおいて、100ドルの資金調達は、100ドルの資金喪失で相殺されているという悩ましい結果を発表しました。不況による寄付金の減少が最大の問題なのですが、ファンドレイジングに要するコストの増大(外部コンサルタントへの委託や人件費の高騰)なども影響しているようです。この影響は特に、小規模のNPOに顕著で、大手のNPOはしっかりとファンドレイジングを伸ばしています。

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WINGS:企業をいかに巻き込むか

WINGS(Worldwide Initiative for Grantmakers Supports)が、「企業をいかに巻き込むか」という新しいウェブサイトを公表しました。メンバーの財団・NPO事例に基づいて、企業との協働のノウハウをまとめてツールキットの形にしたもの。 続きを読む

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「Catalytic Philanthropy:恊働を生み出す触媒としての財団」

Collective Impactを達成するためには、ネットワークを支える事務局が必要です。では、その事務局は、誰が担うのか?ネットワークの重要性はみんな認識していても、いざ、事務局を担うとなると、その経費を誰が負担するのか、という問題に必ず行き当たります。残念ながら、近年、多くの財団は、プロジェクトにお金を出しても、中間団体やネットワークにはなかなか支援をしたがりません。皮肉なことに、財団がインパクトを追求すればするほど、具体的なプロジェクトに固執し、結果的に、ネットワークを通じた社会的インパクトの達成が困難になる、という事態が生じています。 続きを読む

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「Collective Impact:恊働を通じたインパクトの実現」

Foces for Goodで提唱された「恊働」型のアプローチを最も積極的に推進しているのはFSGだと思います。彼らもまた、豊富なケーススタディに基づき、恊働を通じた社会的インパクトの最大化をいかに達成するかを論じています。 続きを読む

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インパクト投資を加速させる!

社会的インパクト投資セクターの成長のためのインフラ整備に精力的に取り組んでいるのが、ロックフェラー財団。彼らが、「インパクトを加速させる」という新しいレポートを発表しました。あらゆるソーシャルな活動に言えることですが、社会に役に立つものを育てていくには、中長期的なビジョンと、政府やビジネスなども巻き込んだ忍耐強い制度作りが不可欠。ロックフェラー財団は、そういう仕事こそ、財団の本来の仕事であるというスタンスで、社会的インパクト投資に取り組んできました。このレポートは要チェックですね。
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