米国ミネソタ州の財団協議会が、ツイン・シティにおけるインパクト投資のマッピングを行いました。インパクト投資の資金供給者(政府、金融機関、財団等)、資金仲介団体、資金の受け手(NPO,社会的企業、ソーシャル・ベンチャー等)のつながりが一目で把握できる優れものです。しかも、投資手法別の資金規模(デット、エクイティ・・・)も図示されるため、ツイン・シティのインパクト投資資金の流れが直感的に理解できるようになっています。 続きを読む






NPXという米国の金融会社が、「インパクト・セキュリティ」という金融サービスを立ち上げたようです。内容は、成果報酬型の社会的インパクト債をベースにしたもののようですが、公開で資金を募集する点が画期的のようです。これは社会的インパクト債市場拡大の起爆剤になるか、要注目ですね。
世界経済フォーラムが「ブレンディド・ファイナンス」に関する記事を掲載しています。これは、先日OECDが出した開発協力レポートへのコメントですが、SDGsを達成するために必要な資金ギャップを埋めるには、民間投資と開発援助資金を組み合わせたブレンディド・ファイナンスを発展させる必要があるという議論です。例として取り上げられているのは、ゴールドマンサックスが全世界の女性起業家をターゲットに立ち上げたマイクロファイナンスプロジェクト。
インパクト投資の発展には、公的資金によるリスク管理が不可欠ですが、開発協力資金がブレンディド・ファイナンスとして入ってくれば、この領域は大きく拡大しそうです。